皆さんこんにちは。まいてぃです。
中小企業でSEをしている方や、特定派遣会社でSEをしている方などで、
フリーランスSEって実際どうなの?って思ってる人は多いと思います。
今まで僕も良いことばかり書いてきましたが、
良いことばかり書くのもうさんくさいので、真実の情報を書いていきたいと思います。
それでは早速まいりましょう。
Contents
フリーランスエンジニアの実際は?
ぶっちゃけ、結構めんどくさいことが多いですよ。
中小企業のSEや特派(特定派遣)のSEの方などは、開発だけに集中する環境が完璧に整っています。
これって実はすっごく楽で、うらやましいことなんです。
フリーランスのエンジニアは案件をこなしながら、
休みの日に記帳(簿記)を行って、年始の確定申告の準備をしたりしますし、
間を空けずにプロジェクトを移りたいなと思ったら、
サラリーマンと同じように仕事をしながら、合間を縫って営業をかけて次の仕事を探さないといけません。
たいしたことなさそうに思えますが、意外と考えることが多くてめんどくさいです。
「帳簿をつけるなんて、今は会計ソフトもあるし簡単でしょ?」とか舐めてかかってはいけません。
こまめに通帳をもっていって通帳記入して、家に帰ってパソコン開いて、会計ソフトを立ち上げて~って、
実際仕事を持ってる人からすると結構だるいですよ。
また、以下はフリーランスのエージェントにもよると思いますし、直請けの方は関係ないのでしょうが、
僕の場合は月末近くになると作業報告書というのを作成してタイムカードを転記して、エージェントに送付するという作業などもあります。
会社員でいう業務日報、月報などと同じですね。
会社員の方は仕事中にこれらをやればいいのですが、自分の場合はプライベートタイムにこれを行っています。
マイパソコンが一台しかなく、満員電車の中職場に毎日持っていくのはもっとダルいのです。
楽な案件ならまだ良いのですが、結構な面倒な案件に当たってしまった場合などは、仕事をしつつこれらの作業が発生するのは結構面倒だと思います。
ずっとフリーでは年金は期待できない
次の問題点としては、フリーは基本的に国民年金加入なので、年金は期待できません。
僕はそれは嫌というか怖いので、いずれは法人化するつもりでいますが、
ずっとフリーの人は国民年金を40年間納めても、年金が月に5万円くらいしかもらえません。
「生活保護でいいじゃん」と思う人もいると思いますが、
家とか車とか資産がある人は生活保護はたしかもらえないですから、
固定資産をもっていたり、将来家を買う予定のある人などは難しいと思います。
年金が月に5万では生活できないので、自分の場合は老後も仕事をする覚悟はあります。
しかし、SE職で最も怖いのは脳の衰えです。
自分はまだ30代前半なので脳がバリバリに働きますが、SE職という職業柄、脳に全てを頼っている状況なので、脳が働かなくなったら終わりですね。
それでも開発経験がゼロになることはないのでなんらかのITの仕事はできるとは思うのですが、
今ほどのパフォーマンスは発揮できなくなる可能性は高いと思います。
なので早めに自分で蓄えをしておきたいところですね。
給料は良いが、税金が高い
給料は良いです。年収800万、900万は普通にいきます。
しかしフリーランスのエンジニアは、仕入れのある商売などと違って「経費計上が極端にしずらい」のです。
そのため、節税が難しく、税金は極めて高いです。
年収800万円でも、次の年には200万円請求がきて、結局残るのは600万円で、月で割ると
手取り50万円程度であったりします。
国民健康保険や住民税はすっごく簡単に説明すると、だいたい所得の10%ずつくらいで、
年収800万円で課税所得が600万円だとすると、60万円+60万円=120万円で、
国民年金は固定で年間20万円なので、これだけで140万円くらいです。
これに所得税が600万円×20%-427500円=775000円で、合計の年間の税金が215万円とかになります。(消費税や自動車税などその他の税金はもちろん別途かかります。)
これだと600万円切っちゃいますね。
フリーランスの案件は東京近郊の案件がほとんど
場所も問題です。東京の案件が多いんですね。
大阪や名古屋なども案件はありますが、
名古屋くらいだと案件数が少ないので、
案件を移る際に良い案件が見つからなかったりすることがままあると思います。
また、東京の場合は誘惑も多く、少し油断すると生活費が鬼のようにかかったりします。
しかも案件毎に場所が変わるので、
満員電車での移動が発生したりして引っ越しが必要になったりなど、
うまくやらないとお金がどんどんかかってしまいます。
地方で東京クラスの給与で長期の案件があればなぁとまいてぃもいつも考えています。
案件選びがしやすく、自分のやりたい仕事を選びやすい
良い点としては、案件選びがしやすいですね。
自分のスキルに合った仕事が見つかりやすいです。
僕であれば、エージェントの案件サイトで「C#」と検索して案件を探せば、
普通にC#のプロジェクトに参画できます。
やりたい仕事ができるのは素晴らしいですね。
長期的な目線でみると、スキルを構築しやすいフリーランスSEは給与を上げやすいです。
税金は高いですが、給与は上げやすいといった感じですかね。
まとめ
フリーランスは給与は良いですが、良いことばかりではありません。
甘い考えの人は会社員のままでいた方が良いかもしれません。
しかし、向上心のある人やスキルを伸ばしたい人にとってフリーランスSEというのは
最高に成長できる環境だと思います。
働き方の選択肢の一つとして、一考の価値があると思います。
ぜひ一度真剣に考えてみることをおすすめします。
以下はフリーランスエンジニア大手のギークスジョブです。フリーランスエンジニアになるならまずおすすめしたい業界最大手クラスのエージェントです。
【業界トップクラス!】フリーエンジニア向け案件なら⇒ギークスジョブ
以下はフォスターフリーランスです。案件数も豊富で高単価で申し分のないエージェントです。
フリーランスではなく社内SEがいいよ、という方は下記の「社内SE転職ナビ」が鉄板のおすすめです。

